年齢を重ねると起こる「肌老化」⑩

今回は、「なぜ乾燥肌になるのか?」をお伝えします。

前回「NMFとは?」をお伝えしました。

少しおさらいすると、

乾燥肌を改善するために大事なものが、「細胞間脂質とNMF」で、

これらは角質層にあり、角質層とは皮膚の一番上にある0.02ミリの層で、

0.02ミリの中に活動を停止した細胞が20層ほどあります。

その細胞と細胞の間に「NMF」が存在します。

細胞間脂質やNMFが、レンガを積み上げるときのセメントの役割をして

角質層の隙間を埋めているので、このレンガがキッチリしていると、

お肌の水分を守り滑らかなお肌になっています。

でも、このレンガがめくれ上がったりすると、お肌はガサガサとなるのです。

なぜって?

角質層の細胞と細胞の間に隙間ができるので、お肌の水分がその隙間から蒸発し、

どんどん乾燥が進んでいくからなのです。

そして、お肌のバリア機能が上手く働かなくなり、肌荒れや小じわの原因となります。

この「角質層とNMF」からなるお肌のバリア機能=お肌の水分を保つ仕組みは、

新陳代謝のなかから生み出されるものです。

そう『ターンオーバー』のことですね!

健康な新陳代謝が行われていないと「NMF」は作り出されないのです。

年齢を重ねると新陳代謝の機能は失われていきます。

そこで、「NMFや細胞間脂質」の代用として、以前にもお話させて頂いた

セラミドが配合された化粧品も多く販売されています。

お肌の新陳代謝=ターンオーバーを健康な状態に保つために

エステでのケアや、化粧品などもうまく取り入れながら、

プルプルで潤いのある、若々しいお肌を手に入れましょう♬